長崎くんち「銀屋町鯱太鼓」TOP鯱太鼓/所作

鯱太鼓の所作

入り 入場時の所作です。大名行列を意識した「すり足」を使っています。途中で左右に走って移動します。
蹲踞 据太鼓の奉納中は、蹲踞(そんきょ)の姿勢で待機します。実は鯱太鼓で二番目にきついのが、この蹲踞だと思っています。ちなみに、一番きついのは声を出すことです。声を出すきつさは、ベテランも新人も全く同じです。
神立 鯱太鼓の奉納の演技は、この神立(じんだち)で始まります。大太鼓が始めゆっくり大きく叩き、次第に早く小さく叩いていく叩き方です。この後、担ぎ上げ次の演技へと進みます。
振り 正面を向いた所から、(1回の掛け声の間に)ゆっくりと左又は右に90度回転します。
廻し 掛け声とともに、担ぎ手が櫓下へ一気に詰めます。
一呼吸おいて、「廻れ」の掛け声3回の間に2回転します。
右廻りの他、左廻りも行ないます。
廻しの時は、正面で停止はせず、一旦45から90度先まで廻りそこから正面に戻ります。
上げ 上げは、「廻し」の後、または「昇れ」の後に続けて行ないます。
掛け声とともに、棒に向かい両手でささげ持つようにします。
一呼吸おいて、「蓬莱鯱」の掛け声とともに2回山車を差し上げ、3回目に虚空に放り上げます。
落下する山車は、手を一度鳴らしてから片手で受け、再び差し上げます。
肩変え 正面を向いた所から、掛け声とともに振り向きます。この時左右の肩が入れ替わりますが、山車が沈む(下がる)ことはありません。
また、道中においては棒の下をくぐっての肩変えも行ないます。
先とせ 正面から肩変えをして、一旦退場方向に向かいます。このとき「先とせ」の掛け声を発します。
昇れ 「先とせ」で退場側に引いて一旦立ち止まり、再度肩がえで正面を向きます。
掛け声とともに「昇れ」を3回唱え、3回目に正面に向かって、全力で走ります。観客の寸前で、棒先が止めに入り静止させます。
半纏投げ 「昇れ」から「上げ」が終わった直後、着ている半纏を脱ぎ、次の掛け声で一斉に放り投げます。
鯱太鼓の奉納が一通り終わると、退場します。この時は、「入り」と同様「すり足」でのゆっくりした退場となります
スペシャル 通常、「入り」から「出」までが鯱太鼓の奉納ですが、諏訪神社等では特別に「もってこーい」に答えて「スペシャル」を披露する場合があります。
この演技は、「2回上げ」「差振り」「3回廻し」「木遣」で構成されています。
差振り 「上げ」の演技の最後。差し上げた状態から通常は肩に担ぐのですが、「差振り」では、差し上げたまま掛け声とともに45度回転し静止します。そこから再び掛け声とともに正面へ戻ります。
木遣 「祝いめでた」を歌いながら、奉納場所を後にします。


平成16年04月17日公開、平成17年05月25日更新